• ホーム
  • がたがた・叢生
  • 20代女性「噛み合わない前歯と出っ歯、強い歯ぎしりにより朝起きた時(起床時)ほほ周辺の筋肉に疲労感がある」 全体的にワイヤーを用いた矯正治療で歯並びを改善した症例

CASE20代女性「噛み合わない前歯と出っ歯、強い歯ぎしりにより朝起きた時(起床時)ほほ周辺の筋肉に疲労感がある」 全体的にワイヤーを用いた矯正治療で歯並びを改善した症例

2021.06

ご相談内容 「噛み合わない前歯と出っ歯、強い歯ぎしりにより朝起きた時(起床時)ほほ周辺の筋肉に疲労感がある」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 診査したところ、上下の奥歯の前後関係不正にがあり、正常な位置よりも上の歯が前にある状態でした。(Angle classⅡ)
また、前歯が重なり合わない関係(開咬・オープンバイト)と、 かみ合わせの不正により過度な力で歯ぎしりを行っている状態でした。
それにより奥歯に欠けた部分ありました。(右上第1大臼歯に欠損)
行ったご提案・治療内容 矯正装置は歯の外側に装着し、ワイヤーを用いて歯を全体的に動かしていきました。また、飲み込み方の癖(舌を前方に出す)があったため、お口の周りの筋肉のトレーニング(筋機能療法)の指導も行いました。
上下の前歯が閉じるだけでなく後退した下アゴを前方に導くことで出っ歯の改善を行いました。
患者様のご希望もあり、小臼歯を抜かない治療方針(非抜歯矯正)をご提案しました。
術後の経過・現在のご様子 治療開始約1年で奥歯(臼歯)の嚙み合わせ(咬合)が改善し起床時のほほ周辺の筋肉の疲労感もなくなりました。
2年間の治療期間を終えてから約2年経った今現在でも、あと戻りはみられません。
この治療のポイント 上下の奥⻭の前後関係に不正があり、正常な位置よりも上の⻭が前にあるように見える状態でした。(Angle classⅡ)
上下の奥⻭から前⽅に斜めになっている歯(近⼼傾斜)を起こす(アップライト)ことで、前⻭と奥⻭を結んだ平⾯(咬合平⾯)を作り直して、下アゴが前⽅に導かれて出っ⻭、オープンバイト、奥⻭の前後関係(⾅⻭関係)や過度な⻭ぎしりも改善しました。
上下の前歯が閉じるだけでなく後退した下アゴを前方に導くことで出っ歯の改善を行いました。
非抜歯矯正で治療したのでふっくらとした歯並び(アーチフォーム)になりました。
また舌房も広く自然な感じ(まるで矯正治療を行っていないのにもともと歯並びのキレイな人の様な仕上がり)となりました。
オープンバイト(開咬)にも主に3種あり左から
・下アゴが後退したことにより上が出ているように見える(出っ歯)のオープンバイト(開咬)
・上、下骨の前後関係にはほぼ問題のないオープンバイト(開咬)
・下アゴが前方に突出した(うけ口)のオープンバイト(開咬)
それぞれ治療は異なりますのでただ前歯が閉じれば良いわけではありません。

この治療のリスクについて ・装着中は発音しにくい場合があります。
・矯正中、舌が動かしにくいことがあります。
・治療中に装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になることがあります。
・歯の移動に伴って違和感や痛みを感じる場合があります。
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。
年齢・性別 20代女性
診療種別
治療期間の目安 約2年
通院回数の目安
治療費の目安 964,000円(税別)

治療前

治療後

その他の画像