睡眠時無呼吸症候群(SAS) sas

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のことが比較的知られるようになった現在でも、SASが関与したとされる交通事故は後を絶ちません。それは、自分の症状がSASであるということに気づかず、適切な検査や治療に至っていない人がまだ多いということでもあります。

「いつもの眠気」や「いつものイビキ」に、SASのリスク、ひいては交通事故をはじめとする社会的な事故のリスクまでもが潜んでいるということを改めて考えて頂きたいと思います。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、太った男性がかかる病気というイメージがあるかも知れませんが、太っていなくても、痩せていても、女性でもかかる病気です。

それは、顔や首まわりの形体的特徴がその発症と強く関連するためです。
とくにSASになりやすい形体的特徴をご紹介しましょう。

  1. 首が短い
  2. 首が太い、まわりに脂肪がついている
  3. 下あごが小さい、小顔
  4. 下あごが後方に引っ込んでいる⇒出っ歯
  5. 歯並びが悪い

2.はご自身が食生活改善、運動をするなどの努力で改善できます。
1.3.4.5.は早期なら矯正治療で対処できます。

顎顔面の骨格的特徴はお子様に遺伝して受け継がれます。ぜひ早期に治療することでかなりのリスクを回避することが出来る矯正治療をお勧めします。
一度ご相談ください!初診相談は無料となっております。

子供の「いびき」~「無呼吸症」(SAS)について

子供は本来、いびきはかかないものです。もしも自分の子供がいびきをかいている場合、何かの理由で気道が狭くなっている事が考えられます。

  • 扁桃腺の肥大やアデノイドが原因
    アデノイドとは、のどと鼻の境目にある扁桃組織の事で、成長と共に次第に小さくなりますが、子供によっては大きすぎる為に気道が狭くなってしまうのです。
  • 歯並び、かみ合わせにより下顎の成長が起き難く舌が後方にさがって軌道を狭くしてしまいます。

単独の理由というよりは多くの場合は必ずといって良いほど2つ目が原因の根本になっているのです。

骨や筋肉などを発達させる為の成長ホルモンは睡眠中に分泌される為、良質な睡眠がとれずにいる事で、成長の遅れが出る現象がおこります。また、長期間放置してしまった結果、重症化した例として、睡眠時の胸腔陰圧増大による肺性心、胸郭変形(漏斗胸・鳩胸)などが生じてしまう、更には乳幼児突然死症候群での死亡例もあります。

特に、日中に集中力がない、学力が低下した、落ち着きが無いなどの症状がある場合、「睡眠時無呼吸症候群」による睡眠不足が疑われる場合があります。子供の様子を観察し、気になる症状がある場合には受診して早期に治療を始めましょう。

早期(6~10歳)に歯並び、噛み合わせを積極的に改善することで下顎の成長を誘導し、いびきをかきにくい骨格にすることが出来ます。通っている医科の先生に診てもらったところ「生まれながらに気道が狭い」と言われた無呼吸症の親御さんがいらっしゃいました。骨格的なものは遺伝する傾向が強いのです。大人になってからでは根本的な改善は難しくマウスピースやCPAPなどが手放せなくなってしまいます。

成長が残っている今なら骨格を改善することでまだ間に合います。お子様に気になる症状がある場合には一度ご相談ください!