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CASE20代女性「口元が引っ込んでいる、片方だけ八重歯」非抜歯矯正でEラインに合わせあえて前歯を前方に調整した症例

2022.03

ご相談内容 「八重歯とガタガタの歯並びが気になる」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、日本人には珍しくEラインよりも口元が奥に引っ込んでいる状態でした。
Eラインとは顎から鼻の頭までをつないだ線のことで、横顔の印象に大きな影響を与えます。

またこのような症例ではむやみに抜歯をしてしまうと、入れ歯を外した高齢者のように口元が奥にさらにすぼまってしまい、外見的にかなりの問題を起こします。
そのため、このような症例では非抜歯で矯正を行い、本来持っている自然の歯をきちんと並べきることがとても大切になります。
行ったご提案・治療内容 非抜歯での矯正をご提案しました。
引っ込みすぎてしまった口元を改善することを目的に、治療を計画しました。
今回はEラインを引き出したのではなく、Eライン上に口元を合わせるためにあえて前歯を前方にくるように矯正しています。
術後の経過・現在のご様子 術後は後戻りもなく、奥歯もしっかりと噛み合っています。
術後3年ほど経過しますが、保定装置を使用していなくても安定した歯並びを維持できています。
この治療のポイント こちらの症例は大変珍しいケースです。
一般的に日本人は口元が前に出ているケースが多く、抜歯を併用することが多いです。
しかし、このケースのように口元がかなり奥まってしまっている場合は、むしろ歯並びを整えることで少し前に出していく必要があります。

このようなケースは西洋人に多く、イメージとしては「白雪姫の魔女」のようにアゴと鼻とが近づくようになってしまいます。
この状態でさらに抜歯をしてしまうと、一層奥まった歯が悪化してしまう可能性があります。
この治療のリスクについて ・矯正治療は歯の移動に伴う痛みが出る場合があります
・治療後に歯並びの後戻りが起きる可能性があります
年齢・性別 20代女性
診療種別 自由診療
治療期間の目安 2年3ヶ月
通院回数の目安 30回
治療費の目安 1,020,000円(税別)

治療前

治療後

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