CASE12歳女の子「前歯で物が噛み切れない」矯正治療で機能面を、トレーニングで口呼吸からくる舌の位置の問題に対処した症例
2022.09
ご相談内容 | 「前歯で物が噛み切れない。左下に先天性の歯がない部分がある」とご相談をいただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、患者様はもともと鼻の通りが悪く、口で呼吸をしていました。 口で呼吸をする習慣は、舌を前方に突出させて飲み込む動作を繰り返します。今回はこれが原因となって歯の位置が動いてしまい、上下の前歯が噛み合わなくなっていました。 また、ご相談にもあった左下の永久歯を確認すると第2小臼歯(5番)が欠如していました。 |
行ったご提案・治療内容 | 患者様は可能な限り健康な歯を抜かずに原因を解決できる方法を希望されました。 そのため下の両側の親知らず(第3大臼歯/8番)のみを抜歯してから、上下の外側にワイヤー装置をつけて矯正治療をしました。 また先天的になかった第2小臼歯(5番)の部分は、現在生えている乳歯を使って歯並びを整えました。 このほか、舌の癖を改善させるために、根本原因となっている口呼吸の改善もご提案しました。 お口周りの筋肉トレーニングを行い、正しいお口の使い方を習得する「口腔筋機能療法(MFT)」を行いました。 |
術後の経過・現在のご様子 | できる限り原因に対処することで、安定した予後を獲得しました。 歯の位置は、ほとんど後戻りもなくしっかり前歯で噛み切れるようになり、患者様に満足していただきました。 また、左下の永久歯である第2小臼歯(5番)の乳歯も機能しています。 |
この治療のリスクについて | 治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になることがあります。 |
年齢・性別 | 12歳女の子 |
診療種別 | 自由診療 |
治療期間の目安 | 2年0ヶ月 |
通院回数の目安 | 約29回 |
治療費の目安 | 総額1,012,000円(装置料780,000円、処置料8,000円×29回) |
治療前
治療後